昨季DH不発に泣いた巨人 ガルシア交流戦デビューに現実味
28日まで10年ぶりの7連敗を食らうなどボロボロの巨人。借金1のリーグ5位で交流戦に突入する。昨季は7勝11敗で12チーム中11位。後々これがV逸につながったと指摘されるだけに、何らかの対策が必要だ。
昨季はパ・リーグの本拠地で採用されるDHの先発を4人が務め、打率.188と振るわなかった。ビジターでは2勝7敗。3カード全てで負け越した。DH4人の中には現役だった高橋由伸監督(41)も含まれる。谷らとDHを務めた12年は1試合4安打の固め打ちなどで打線を牽引。チームは交流戦打率.269と活発な打線を武器に優勝を果たしている。経験上、DHの重要性が脳裏に焼きついているのである。
最初は右肩痛から復帰する阿部が務める予定。前日の二軍戦で2本塁打を含む7打点と爆発。昇格を決めたものの、故障明けで未知数だ。
となると、助っ人に頼りたいところ。が、育成3人を含め、総勢12人もの外国人が所属しているのに、現在、一軍にいるのは二塁のクルーズと中継ぎのマシソンの2人だけ。不振と故障で「4枠」が埋まらない状況だ。そこで秘密兵器候補に挙げられるのが、23日に入団会見を行ったばかりのキューバ代表外野手、ホセ・アドリス・ガルシア(23)である。