本人は軽傷強調も… 復帰ダル「肩と首の張り」の深刻度

　元横浜（現ＤｅＮＡ）のトレーナーで石川マッサージ治療院院長の石川一司氏がこう解説する。

「故障したかどうかはともかく、選手は体調が良い時ほどケガをしやすいものです。体の動きがいいため、筋力の許容範囲を超えた動作をするからです。復帰間もないダルビッシュ投手も調子が良過ぎるあまり、逆に必要以上の筋力を使い、首、肩に負担が生じた可能性はあります」

　ダルはこの日、張りを感じて以降の投球について、「真っすぐを投げるのがちょっと怖かったから全部チェンジアップ気味に（投げた）」と話している。

　過去に僧帽筋を痛めてエラい目に遭った経験があるだけに、あるいは力を入れて投げるのを自制したのかもしれない。

　ダルは「トミー・ジョン手術の後はいろんなところが痛くなるので、これが普通といわれている」とも言ったが、今後が心配だ。