香港選手に初戦敗退…福原愛に囁かれる“リオ五輪の花道”
リオのメダルが彼方に遠のいた。
17日に行われた卓球ワールドツアー・ジャパンオープン荻村杯の女子シングルス1回戦。リオ五輪代表の福原愛(27)、石川佳純(23)、伊藤美誠(15)が揃って出場するも、いずれも2回戦までに姿を消した。
問題はランクによって振り分けられるリオ五輪でのシード権だ。第1シードから第4シードまでの選手は、準決勝まで直接対戦することはない。現在、石川は世界ランク4位、福原は同7位。しかし、五輪のシングルスに出場できるのは各国2人まで。世界ランクの上位には中国選手が多いため、五輪出場のかかるランクでいえば石川は3位、福原は5位となる。4位以内に入れば、卓球強豪国である中国とは準決勝まで当たらない。つまり、メダルの可能性が出てくるということだ。
ところが、福原は香港の帖雅娜(同18位)に1-4で敗れ初戦敗退。ランク5位の福原にしてみれば、シード順位が決まる8月1日までに、何が何でも順位を上げる必要があった。
今後は韓国オープン、平壌オープンとあるが、今回のジャパンオープンほど世界ランクのポイントは稼げない。第4シードを確保できなければ、福原のメダルはかなり厳しくなる。