卓球・福原愛 リオ五輪「第4シード」確保へ試練の荻村杯
卓球のワールドツアー、ジャパンオープン荻村杯が15日に開幕。前日練習の会場(東京体育館)に姿を見せた福原愛(27)が、約2時間半の調整後に見せたのが写真のこの表情。満面の笑みからは、台湾の卓球選手との恋愛がうまくいっていることが想像できるが、笑ってばかりもいられない。
現在の世界ランキングは、石川佳純(23)が4位で五輪シングルスでは第2シード、同7位の福原愛は第5シードの位置にいる。石川は第2シードを確定させれば同2位で第1シードになるはずの丁寧(中国)とは決勝まで当たらない。
ちなみに世界ランク1位の劉詩ブン(中国)は、昨年から今年にかけて外国選手に複数回負けているのでシングルスの代表から外れた。
福原がランク上位の中国選手と準決勝まで当たらないためには第4シードを確保したい。それには、シンガポールの馮天薇(同6位)を抜かなければならない。
今大会は、世界卓球や五輪にも使用されている世界ランキングのポイントが多く獲得できるため、世界の強豪が数多く出場する。ここでの成績は重要だ。
4月のリオ五輪アジア予選で初めて丁寧に勝って注目度が増した同10位の伊藤美誠(15)は、女子シングルスだけでなく、U-21部門にも出場。
「思い切っていくことだけを心がけたい」と語った。伊藤は女子シングルスで早々と丁寧と対戦する。