最下位目前…金本阪神「超変革」にファンやOBが続々苦言
■なぜ鳥谷を使い続けるのか
「その最たるは鳥谷の起用です」と、前出のひろさちや氏がこう続ける。
「打率.235でなおかつ9失策。28打席連続無安打など攻守でチームの足を引っ張っているのに、金本監督はスタメンで使い続けている。鳥谷にいくら実績があり、連続試合出場の記録があるといっても、『超変革』というなら特別扱いはせず、スタメンから外すべきです。現役時代、骨折しても肩を痛めても連続試合出場の記録のために使ってもらった金本監督では、鳥谷を外す決断はできないと思わざるを得ません」
しかも、最近の金本監督は、鳥谷以外にも西岡を中堅で起用したり、先発で失敗した藤川をリリーフで起用し続けたり、実績のあるベテランに頼りがちになっている。
「中心選手が活躍しながら若手が育つ、という理想をかなえるのは今の阪神では難しいことが見えてきた。そんな『あわよくば』は通用しない。大胆に若手を抜擢し、育てないと未来はないにもかかわらず、『1位を目指す』といって鳥谷を使い続け、一方で、育成すべき若手は結果が出ないとみるや、とっかえひっかえ。ヘタでも何でも根気良く使い切ろうとしているように感じるのは、原口くらいのもの。『ただ若手を使っている』だけにしか見えない。今の金本監督は方向性を見失っているのではないか」(前出のひろさちや氏)