契機は内川45度打法 広島“神ってる”鈴木が打撃開眼語る
――オフの自主トレでソフトバンクの内川に弟子入り。打撃開眼のキッカケになった?
「もちろん。日本で一番いい右打者に教わりたいと思って(広島の先輩)小窪さんに頼み込んだんです。目からウロコだったのは『45度打法』。バットを45度の角度でボールに入れると、力を入れなくても打球が飛んでいくんです。でも、できている感覚はないんですけど……。これまではああでもない、こうでもないって、毎年のように打ち方を変えていた。でも今年は決めた打ち方でいこうと。コロコロ変えないようにしているのはあります」
先月のオリックスとの交流戦最後の3連戦で2試合連続サヨナラ本塁打を含む3戦連続決勝弾。6月17日は延長十二回にサヨナラ2ラン。翌18日は2点ビハインドの九回に逆転サヨナラ3ランをカッ飛ばした。3戦目は3戦連続での決勝アーチ。3日連続でお立ち台に上がり、一気に全国区になった。
――「神ってる」の言葉とともに一躍時の人となった気分は?
「打ったのはたまたま。ホントにたまたまいいところでの本塁打が続いただけ。たった3試合打っただけで大騒ぎするのは、正直やめて欲しいっす。父親もガンガン、マスコミに出てますし(苦笑い)。調子に乗らないようにと自分に言い聞かせてます」