今季6冠狙うヤクルト山田の敵はカープ新井かベイ筒香か
こっちの争いもおもしろくなってきた。
首位を独走する広島は、26日からの巨人戦に連勝すれば、27日には早々と優勝マジック38が点灯する。
その広島で絶好調なのが新井だ。阪神時代はファンからブーイングを浴びていた打撃も、古巣に復帰して2年目の今季は、打率.328、打点71はトップのヤクルト山田(.348、74点)に次いで2位。11年の打点王以来となるタイトルを狙える位置にいる。
広島は23日の阪神戦で黒田が日米通算200勝を達成。新井が打撃2冠をとれば、25年ぶりの優勝に大きな花を添えられるわけだが、盗塁18の田中に、115安打の菊池もリーグトップの山田(23盗塁、119安打)を追い抜くのは難しい話ではない。今後広島投手は「ヤクルト戦になったら山田だけには打たれるな。走られるな」というのが合言葉になるはずだ。
ちなみに、もっかの山田は、本塁打、出塁率でもトップを走るが、28本塁打のDeNA筒香にも1本差に迫られている。昨年はトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁以上)を達成し、セの話題を独占した山田。今年は敵が多い。