また特例か…早実新主将・清宮は予選敗退でもU-18入りへ
23日の西東京大会準々決勝で八王子学園八王子に敗れた早実は25日、清宮幸太郎(2年)が新チームの主将に就任すると発表した。名実ともにチームの中心となる清宮だが、代表にも選出されそうだという。
早実は2年連続甲子園出場はならなかったものの、清宮は5試合で12打数7安打3本塁打8打点と大暴れ。この試合をU-18日本代表の小枝監督が視察。8月下旬から台湾で行われるU-18アジア選手権の代表招集へ、強烈なインパクトを残した。さる球界関係者がこう言う。
「2年生が選ばれるには条件がある。エースとして夏の甲子園を制した前橋育英の高橋(13年=西武)や大阪桐蔭の森(12年=西武)のように、直近の甲子園で全国制覇などの目立った活躍をすること。あるいは、済美の安楽(13年=楽天)のように2年のセンバツで好成績を残したか。春夏の甲子園に出場していない選手は3年生が対象で、代表の大会が開催される8月下旬には、とっくに新チームで始動している2年生は、通常は選出されない。所属するチームへのマイナスが大きいからです。ただ、清宮なら話は別。甲子園4強だった昨夏の1年時、2年生すらいない中、関東第一のオコエ(楽天)ら3年生に交じって唯一選出された。これだって十分異例なわけで、高野連は放っておかないでしょう。すでに内々定しているともっぱらです」