日本のメダル獲得を全力阻止 リオ“最大のライバル”は韓国
日の丸を見ると燃える民族だ。
リオデジャネイロ五輪日本選手団の高田裕司総監督(62)は現地時間1日(日本時間2日)、山下泰裕副団長(59)とメーンプレスセンターで会見に臨み、金メダルは前回大会の倍となる14個、メダル総数は30個以上という目標を改めて掲げた。
会見で高田総監督は「開会式翌日に競泳の萩野(公介)や柔道の軽量級が出る。ここで金メダルを取って一気に弾みをつけたい。初日が非常に大事な戦いになる」と言ったが、日本の前に立ちはだかるのは欧米や中国の強豪よりむしろ、24競技に204人が出場する韓国になる可能性が高い。
リオ五輪では、金10個以上、総合10位以内を目指すという韓国は、前回大会では金13、銀8、銅7の実績がある。メダル総数では38個の日本に及ばなかったものの金メダルに限れば第5位。しかも、日本がメダル取りの可能性が高い競技に絞って強化しているだけに不気味なのだ。
■柔道は世界1位がズラリ
例えば、男子7階級、女子も5階級に出場する柔道だ。ソ・ジョンボク総監督は「最低でも金2個」と控えめだが、本音は違う。60キロ、66キロ、73キロ級の代表は世界ランク1位で、前回大会で金メダルを取った90キロ級は、昨年の世界選手権で金のクァク・ドンハンがいる。男子は全階級で頂点を狙っているだけに、前回金メダルなしの屈辱を味わった日本男子は今回も苦戦必至だ。