“不敵な男”本領発揮 大野将平が一本勝ちラッシュで「金」

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「汚名返上? 汚名返上なんて思ってませんよ。あれ(暴力事件)は周りが騒いでいただけですから。そもそも、活動停止などの処分を受けて、もう済んだこと。この世界は結局、勝てば文句言われないんですよ」

 鍛え抜いた圧倒的な技はもちろん、プレッシャーをものともしないずぶとさが金メダルを引き寄せたのかもしれない。

井上康生監督の話
「絶対的な強さを持っていれば、五輪で勝てることを証明してくれた。高いレベルの総合力を持ち、海外の選手と対等に組み合って勝負できる。あえて金メダルと言い続ければ、いい形でエネルギーに変えてくれると思っていた」

▼男子73キロ級
▽2回戦
大野将平(崩れけさ固め1分50秒)ムリジョ(コスタリカ)
※大野は2回戦から出場

▽3回戦
大野将平(内股2分50秒)スクボルトフ(アラブ首長国連邦)

▽準々決勝
大野将平(優勢)シャブダトゥアシビリ(ジョージア)

▽準決勝
大野将平(ともえ投げ3分57秒)バンティヘルト(ベルギー)

▽決勝
大野将平(小内巻き込み3分15秒)オルジョフ(アゼルバイジャン)

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