卓球女子団体 ドイツに敗れ2大会連続“銀”シナリオ崩れる

公開日: 更新日:

 大接戦をモノにできなかった。リオ五輪卓球女子団体の準決勝で、2大会連続のメダルを狙う日本はドイツと対戦し2-3で敗れ、3位決定戦にまわることになった。

 第1試合は15歳の伊藤美誠がペトリサ・ソルヤに黒星。第2試合は石川佳純(23)がカット主戦型のイン・ハンに2ゲームを奪われながら、3ゲームを連取して大逆転勝ちした。第3試合のダブルスは、福原愛(27)と伊藤組がソルヤとシャオナ・シャン組に2-3で惜敗。

 日本は1勝2敗と追い込まれたが、第4試合の石川が過去3戦全勝のシャンにストレート勝ち。すべては第5試合の福原に託された。が、福原は苦手な「カットマン」に苦戦。最終ゲームも序盤からハンにリードを許し、そのまま押し切られた。中国籍の2人を帰化させたドイツは、女子卓球では初のメダルを決めた。

 日本代表の村上監督は、世界ランク1位の中国と決勝まで当たらない第2シードを確保するため、石川、福原、伊藤の個人ランキングにこだわって出場試合を選び、ライバル国の選手ポイントも常にチェックした。チームランキングは各国のランキング上位3人の順位で決まるからだ。綿密な計算から前回同様の第2シードを決めたまでは筋書き通りだったが、選手の力が及ばなかった。銅メダルを懸けた3位決定戦は日本時間16日、中国とシンガポール戦の敗者と対戦する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動