県大会V6中 作新学院・小針監督に聞く「安定成績」の秘訣
「適材適所は考えています。それぞれの得意、不得意を見極め、代走や後半の守備固めもそうですし、『相手投手によって代打もあるよ』という話も直接します。ウチは継投があるわけですから、イコール代打もありますから。その中で、投打の総合力を高めたいと」
――夏を制するにあたって、大事なものは何ですか?
「『強さ』ですね。基本技術のうまさはあっても、投手なら2死満塁のカウント3-2でしっかり抑えることができるか、打者なら打つことができるか。僕自身、そういう立場で結果が残せるか自信はないですが(苦笑)。ただ、そういう状況の中で、技術よりも大事なものがある。勝負強さであったり、精神力が最後に大きく左右します」
――選手全員がチャンスがあると思えば、競争力も芽生え、「強さ」も身につくと。
「今回は秋、春の敗戦から這い上がっていく選手をつくろうと。厳しく明るくという中で、自分自身が自ら努力して野球に取り組み、レベルアップできることが大事。低いレベルじゃなく、高いレベルの競争心を植え付けたいと思っています。ウチだけでなく、他校も含めた中での勝負です」