エース早川も早大進学? 木更津総合の五島監督に聞いた
13日登場する木更津総合(千葉)は近年、野球部からコンスタントに早大に生徒を送り出している。黄本(現4年)、檜村(現1年)らがそうだ。今回、プロ注目のエース・早川(3年)も「早大へ行く」ともっぱらだが、実際はどうなのか。指揮を執る五島卓道監督(62=保健体育教諭)は早大OB。暁星国際(千葉)で5年間監督を務めた後、98年から指揮を執っている。進路の重要性も含め、話を聞いた。
――早大に進学する生徒が増えましたね。
「私が早大を卒業しましたし、自分がやってきたことを味わってくれるに越したことはないですね。黄本も檜村も、卒業してからも冬の合宿などでよく学校に来てくれる。早大での様子などを話してくれるので、生徒たちもできたら早大に行きたいと思うでしょうしね」
――早川に関して、早くも早大へ行くという話が聞こえてきますが、本当ですか?
「本人ともご両親とも、プロはこう、大学はこうという話をした上で、そこ(早大)を目指してやっていることは確かです。18歳でプロに入ってうまくいけばいいですが、そんなに甘い世界ではない。入ったときはワーッと騒がれて、2年、3年でクビになることもゼロではない。ならば、大学に行って体をつくってからでも遅くない。大学での4年間は鍛える期間としては十分だと思う。(暁星国際高監督時代の教え子である)小笠原道大(現中日二軍監督)にしても、社会人で体をつくってからでも遅くないと思った。これは早川に限らず、私自身の考えの根底にあることです」