プロスカウトが厳しく評価 夏の甲子園で株上げたのは誰だ

公開日: 更新日:

 一方で評価を落としたのは大会前、「高校ナンバーワン右腕」といわれた藤平だ。「ストレートの勢いと体つきの良さを見ても最高の素材」(DeNA吉田GM補佐)という評価もあったが、某球団の統括スカウトはこう言った。

「力んだときに球がバラつく。上体に頼った投げ方になって、シュート回転する。東北(宮城)戦でいきなり5連続三振を奪ったが、相手打者がボール球に手を出してのもの。高校生なら勢いで三振は取れるが、プロではそうはいかない。履正社戦は緊急登板だったとはいえ、指のかかりがイマイチだった。指先の感覚があまり良くないのかもしれない。打者として潰しが利く点を考慮しても外れ1位か2位じゃないか」

 高橋に関しても辛口評が目立つ。セのスカウト幹部が言う。

「予選で36イニング無失点と素晴らしい成績を残したけど、甲子園ではアレッて感じ(苦笑い)。左で140キロ中盤の速球を投げてるのに、高校生相手に空振りが取れない。同じ左なら甲子園には出てないけど、150キロ近い速球を投げる古谷優人(江陵)の方が潜在能力は上。彼は打撃もいいしね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動