チーム12年ぶり銅のシンクロ 東京への課題は“選手確保”

公開日: 更新日:

 井村HCは「04年までは代表でリタイアした選手はいなかった。代表入りを断るのも私には理解できない」と選手の意識低下を嘆いているほどだ。

 もっとも、シンクロの選手離れは指導者側にも原因がある。井村HCはリオでのメダル取りを目指して代表チームの合宿中は1日10時間以上に及ぶ練習を課してきた。デュエットの三井が「地獄のような日々を過ごしてきた」と振り返ったが、決して大げさではないだろう。

 体格や見栄えで世界に劣る日本がシンクロでメダルを取るには猛練習するしかないのは事実。来年7月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)に向けたナショナルチームを編成する際、何人の選手が招集に応じるか。

▼乾主将のコメント
「演技が終わったときから涙がとまらなかった。日本にメダルを戻すのが目標だったので、達成できて少しほっとしている気持ち」

▼井村HCのコメント
「きょうの演技は力を出し切れたと思う。これが私の目指していた結果。選手の喜ぶ姿を見て、率直にうれしかった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭