広島に大逆転負け 士気上がらぬ巨人“2位独走”の落とし穴

公開日: 更新日:

「そりゃあ(広島を)追うのは追いますよ。でも、現実問題として、きのうエースの菅野で負けたことで……というのはありますよね。当然2位は死守しないといけないけど、3位とも離れているから尻に火がつくわけでもないし……。2位“独走”ですからね。これは最近ない珍事。上とも下とも離れていると、抜くわけでも抜かれるわけでもないから目標を失う。それでも10月にCSがあるから、モチベーションや状態を維持しないといけない。これが難しいんです」

 巨人は昨季も2位だったものの、リーグ優勝を果たしたヤクルトと最後まで争っての2位だった。V逸した10、11年も上位2チームと僅差の3位。8月中に中ぶらりんになること自体、近年なかったのである。

 この日、日テレの解説を務めた原辰徳前監督は、現在打率トップで先制打を放った坂本について、「私がいなくなってノビノビやってるんじゃないですかね~」と“自虐解説”でアナウンサーを困らせる一幕も。最後は逆転負けを見届け、「カープは最高の勝ち方。ジャイアンツの負け方はダメージがありますねえ」と締めくくったが、前監督はこの力負けをどう見たか。巨人の残りは28試合である。

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