イチローに試練 強打の外野手加入に続き若手が続々昇格
マーリンズ・イチロー(42)の出場機会が再び限られそうだ。
クリーンアップを打つスタントン(右膝)に加え、オズナ(左手首)も故障で離脱したため、ここ5試合連続スタメン出場。2戦連続安打と調子を上げてきたが、ブレーブスから強打のフランコーアが加入した8月末に続くピンチを迎えている。
9月はロースター枠(25人)が拡大され、マイナーの若手選手が昇格する。故障者の穴埋めや実力の見極めなど球団によって事情は異なるものの、この時期は各チームとも積極的に若手を起用している。マーリンズも例外ではなく、1日にはリリーフ投手2人、捕手1人とともに3Aニューオーリンズからディスティン・フード外野手(26)を昇格させた。フードは今春のキャンプに招待選手として参加し、外野の3ポジション全てこなせる守備力をマッティングリー監督から高く評価されての抜擢だ。
マーリンズは首位ナショナルズと10.5ゲーム差のナ・リーグ西地区3位。2チームが出場するワイルドカード争いにわずかながら望みを残すが、指揮官は「若手にチャンスを与えれば未来につながる」と、今後もマイナー選手を積極的に試す方針を明かしている。