1回5失点の大炎上でも…SB松坂は来季も現役で年俸4億円
哀れですらあった。
ソフトバンク松坂大輔(36)が昨2日の楽天戦の八回に日本復帰後初登板。大きな拍手で迎えられた3648日ぶりとなる日本の一軍マウンドに待っていたのはしかし、厳しい現実だった。
先頭打者から4連続四死球を与えるなど、1回3安打5失点。試合後は「しっかり受け止めて、来季に向けて一からつくり上げる」と話した。
9年ぶりに日本球界に復帰した昨年は、オープン戦で右肩を痛め、一軍登板ゼロのまま終了。8月に内視鏡による手術を受けた影響で、今季もキャンプから二軍で過ごした。その二軍でも9試合で1勝4敗、防御率4.94。工藤監督の“温情”でこの日の登板にこぎつけたが、さすがに指揮官もベンチで呆然だった。
先頭の嶋に四球を与えると、続く島内に死球。ここで、楽天梨田監督の計らいで元西武の先輩・松井稼が代打起用されたものの、その初球も死球になった。どちらも、左打者の内角にボールを引っかけたものだったが、修正すら利かず、続くペゲーロに押し出し四球を与えた直後、ウィラーを迎えて同じような球でパスボール。失点を重ねた。