星野副会長で本腰再建 楽天が西武岸とハム陽にピタリ照準
今季、Aクラス入りした日本ハムは大谷と有原、ソフトバンクは和田と武田、ロッテは石川と涌井と、先発の二枚看板がいる。岸が加入すれば強力な先発投手が2人となり、ライバル球団に決してヒケをとらない。
■聖沢FAの裏に…
補強は、岸だけにとどまらないという。
「日本ハムの陽岱鋼(29)にも行くと聞いている」とは、セ球団の編成担当者。
「陽はFA権を行使することが決定的。梨田監督が日本ハムの監督時代にプレーしていた選手で、梨田監督自身が獲得を要望しているみたいです。陽は今季、打率.293、14本塁打、61打点。得点圏打率はリーグ2位の.323と勝負強い。ゴールデングラブ賞を3度獲得するなど守備力が高く、センターラインを強化できる。また、楽天の56盗塁はリーグ最低で、足を使った攻撃ができなかった。陽は今季5盗塁も、13年には盗塁王になっている。外野は島内が台頭してきましたが、オコエが育つにはもう少し時間がかかる。しかも、陽は明るい性格で、ムードメーカーにもなれますからね」