イチローに配球見透かされ…マエケン「15勝目」はお預け
ルーキー右腕が2ケタ黒星まであと1つと追い込まれた。
ドジャース・前田健太(28)が11日(日本時間12日)のマーリンズ戦に登板。6回を8安打3失点(自責点2)、1敬遠、3奪三振で今季9敗目(14勝)を喫した。
4月に続き、日米通じて2戦目となったイチロー(42)との対決は一回、無死一塁から140キロのシンカーで投ゴロ併殺に仕留める。三回まで1安打、わずか30球と危なげない立ち上がりを見せたが、四回に、そのイチローを起点に猛攻に遭う。
先頭ゴードンを空振り三振に仕留め、打席には再び、イチロー。前田はベテラン外野手を簡単に2ストライクと追い込みながら、その後は直球、変化球ともゾーンを大きく外れる。カウント2-2から甘く入ったスライダーを捉えられ中前打されると、続くプラード、イエリッチに連打を浴び、イチローの先制のホームを許した。
その後もボーアの犠飛を挟んで5安打で計2点を失う。六回には連打と野手の拙守にも足を引っ張られ、1点を追加され、この回を投げ終えたところで降板。相手先発ウリーナに九回途中まで散発4安打に封じ込まれた打線の援護にも恵まれず、球団の新人記録となる15勝目はならなかった。チームはナ・リーグ西地区首位ながら、マーリンズ相手に1勝2敗と3カードぶりの負け越しである。