マシンを1m手前に 広島の“大谷速球対策”は効果あるのか
「確かに大谷のフォームはきれいだし、非常に理にかなったものです。球威の足りない投手にとって球の出どころが分かりづらいとか、タイミングが取りづらいというのは確かに武器になりますが、大谷くらいの球速があれば問題ないでしょう」(山崎氏)
22日からの日本シリーズで大谷と対戦する広島は、ピッチングマシンを通常より1メートル手前に置いて練習。バントやタイミングを合わせた素振りを繰り返したが、果たして効果はあるのか。
「マシンはタイミングを取るのが難しい。打撃投手に2、3メートルほどベース寄りから投げてもらうならともかく、マシンを手前に置いたり、球速を上げたりでは、速く振ろうという意識が先行して、本来のタイミングの取り方を崩してしまう可能性がある。高速マシン相手の打撃練習で結果が伴わなかった昨シーズンの巨人がいい例ですよ」(山崎氏)
大谷が165キロの使い方や制球を間違えない限り、広島は苦戦しそうだ。