カブス優勝に貢献 ゾブリスト飛躍の裏に日本人野手の存在

公開日: 更新日:

 レイズ時代はユーティリティー選手として内外野で起用されたが定位置獲得はならなかった。転機となったのは09年。当時、レイズの正二塁手だった岩村(現独立リーグ福島選手兼監督)が左膝前十字靱帯断裂の大ケガを負ったため、代わって二塁に定着。攻守とも安定したプレーで穴を埋め、岩村からレギュラーを奪った。

 当時のゾブリストは岩村の故障で巡ってきたチャンスをものにしようと目の色を変えた。サインプレーなど緻密な動きが求められる二塁守備を身に付けるため、時にはリハビリ中の岩村にポジショニングのアドバイスを求めるなど貪欲だった。

 ゾブリストの成長もあり、レイズは09年オフに岩村をパイレーツに放出している。ゾブリストは球宴に3度出場したが、岩村の故障がなければ、ただの便利屋として終わっていた可能性もある。

 昨オフ、マドン監督に請われて4年5600万ドル(約58億円)でFA移籍。ジュリアナ夫人はプロの歌手として活動している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」