ソフトB1位田中正義 156キロの“剛腕”生んだ母親の料理

公開日: 更新日:

「2チームを見たのですが、ひとつは和気藹々とした雰囲気で、結果よりも楽しくという感じでした。もうひとつは、声を張り上げて練習していて、いかにも厳しそうだったんです」

 息子が選んだのは後者。淳さんは「きっと、厳しいぞ。大丈夫か?」と声をかけたが、「大丈夫」と事もなげに返されたとある。

「お父さんも野球好きでしたから、うれしかったんじゃないですか。練習でも人手が足りない時はお父さんによく手伝ってもらっていました。ノックはうまく、打撃投手もこなしていた。草野球では打ってよし、守ってよし、投げてよしの三拍子揃ったオールマイティーな選手だったようです(笑い)」(山田代表)

■母親は明るい性格でカラオケ好き

 母の鈴香さんはどのような人物か。本紙が取材に赴くも、「いえいえ、ウチなんていたって普通の家庭ですから、特に何かお話しできるようなことはありませんよ」と、苦笑い。「あまり、人前に出るような取材はお受けしていませんので……」と控えめだ。


 田中が中学時代を過ごした川崎中央リトルシニアの澤田健一監督は「もともと、ご両親ともにしゃしゃり出るような人ではありませんからね」と、こう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…