契約違反? 凱旋出場の松山英樹ドライバーに“疑惑”発覚

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■契約に縛られたくないというプロも

 契約するダンロップスポーツに問い合わせると、「総合契約であり、その内容は明らかにできません。ドライバー、ウッド、アイアン、ボールをサポートしており、担当者が米ツアーに帯同しています。そこで松山からの要求を、クラブ開発スタッフにフィードバックしています」という。

 一般的にクラブ契約は本数が決まっており、パターだけ契約しないプロが多い。ドライバーも契約に縛られたくないというプロもいる。その場合、ドライバーは他社製品を使用することもできるのだが、松山は出演するCMでダンロップ新ドライバーを使っているから話がややこしくなる。しかもWGCデル・マッチプレー(18位)、WGCブリヂストン招待(42位)、ウィンダム選手権(3位)、ザ・バークレーズ(予選落ち)の4試合では、スリクソンの新ドライバーを使って戦っていたのだ。

「契約内容がはっきりしないので、違反かどうかは言えない。ただ道義的な責任はあるだろう。CMで松山が使用しているドライバーだから購入したというファンもいるだろうし、それを裏切ることになる。契約に反する行為は世界では通用しない。例えばロレックスと契約して、もしライバル社のオメガの時計でもしようものなら、莫大な契約違反金を支払わされることにもなる。契約をちゃんとしないと大失敗することにもなりかねず、注意したほうがいいでしょうね」(評論家・宮崎紘一氏)

 世界ランク7位になって、注目度はますます高まる。身ぎれいにしておかないと……面倒なことになる。

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