原口元気の「今」 ハリルJの救世主に何が起きているのか
ヘルタでは1年目が1点。2年目は2点。ゴール量産という思いはかなっていない。
「欧州でコンスタントに10点取れる選手になりたい」という理想像を描く原口には、この数字は不満以外の何物でもないだろう。
「日本代表はボールを触る回数もシュートチャンスも多いので必然的にテンションが上がるんだけど、(相手ゴールから遠いところでプレーしている)ヘルタではどうしようもない部分。今の環境で10点は難しい。でも、ヘルタにはヘルタのサッカーがあるし、それは変えられないから。ヘルタで凄く成長させてもらったけど、まだまだ伸ばせる部分もあると思うし、ここでは伸ばせない部分があるのも確か。だからステップアップも選択肢の一つ。国内外問わず、考えてはいます」と彼は移籍の可能性を口にした。
(つづく)=次回は2017年1月11日に掲載します。