格下に弱い? 稀勢の里“ここがダメだよ”協会幹部に聞いた
ただでさえ、稀勢の里は“出稽古無精”。たまに外に出たと思ったら、行く先はいつも佐渡ケ嶽部屋だ。そこでも仲の良い琴奨菊相手に汗をかき、部屋では弟弟子の高安とばかり稽古をしている。
さまざまな力士に胸を出せば、それだけ新しい発見もあるはず。自らの相撲を見つめ直すきっかけにもなるだろう。手の内の知れた相手とばかり稽古をしたところで、本当に身になっているか疑問だ。
昨年は横綱白鵬からも、「勝つためには何が必要か。それは日頃の行い、考え方」と苦言を呈されている。
9日目は2勝6敗と陥落間際の親友、琴奨菊に敗れるも、白鵬もまさかの2敗目。星が並ばれずに済んだことだけが幸いだろう。「最強大関」で終わるか否かは、すべて自分次第だ。