作新学院エース 今井達也が同級生に明かした「食と指先」
「強気に内角に投げきれるのが今井の一番凄いところ。配球しやすいし、リードしていて気持ちがいいです」
21日、54年ぶりに夏優勝を果たした作新学院(栃木)。優勝投手となった今井達也(3年=180センチ、72キロ)について、女房役の鮎ケ瀬一也(3年)がこう言った。
今井は、今大会で自己最速を更新する152キロをマークし、全5試合中4完投。プロの評価はうなぎ上りで、今秋ドラフトでの1位指名が確実視されている。
昨夏の甲子園はベンチ外、今春は背番号18だった右腕が一躍、優勝投手に上りつめた。セ球団の関東地区担当スカウトはこう言う。
「もともと球速はあったが、制球が安定しなかった。下半身を鍛えたことに加え、ワインドアップからセットポジションに変え、制球が安定しはじめた。日本ハムの大谷翔平の投球動画をこまめにチェックしているみたい。体格は違えど、今井も肩関節が柔らかい。セットポジションでの足の上げ方や腕の振りなど、似ているところがある」
三塁手の篠崎高志(3年)はグラウンド外でのこんなエピソードを明かした。