全豪4強入り 穂積&加藤“純国産ペア”躍進の裏側と課題

公開日: 更新日:

■「ダブルスのスペシャリストが必要」

 体格とパワーで劣る日本選手の細かい技術と頭脳プレーが全豪初の4強入りを実現させた。その一方で、「正直、テニス選手はみなシングルスの頂点を目指している」と前出の佐藤氏が続ける。

「準々決勝の相手の一人(ミリヤナ・ルチッチ・バロニ)がシングルスのベスト8にも残っていたので、きっとシングルスを優先させるから準決勝にいけるかもと思いました。穂積選手も加藤選手も『シングルスをやめて、ダブルス一本にして』と言われたら断るでしょう。でも、私は東京五輪に向けて本格的にダブルスのスペシャリストをつくりたい。世界的に見れば海外男子はダブルス専門選手が多くいます。私のペアの相手は外国人選手でしたが、日本人同士となれば、メダルを視野に強化できる。穂積・加藤ペアも、今回の活躍でダブルスへの考えが変わったかもしれません」

 期待の22歳は、どちらの道を歩むのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか