ハラハラの米4勝目 松山英樹の“慎重姿勢”をプロどう見る
松山は17番パー4で3Wを手にして花道まで運ぶと、2打目はピン右3・5メートル。これを沈めて、昨年と同じプレーオフ4ホール目で決着をつけた。
田原紘プロが、「最終日は貫禄というか落ち着いて優勝争いをしていた。松山の粘り勝ちです。今大会の優勝候補に挙げられ、それに応える成績を出したのはトップレベルの力がついてきた証拠」と指摘する。
■「松山は72Hの戦い方を知っていた」
松山のコメントはいつも煮え切らない。
初日に1打差2位につけても、「どうしていいスコアが出るのか自分でもわからない」。2日目は「ショットの感触はあまり良くなかった。パットが入ってくれることを祈りながらプレーしたい」と言いながら1打差3位。そして3日目も「ティーショットとパット、アプローチが足を引っ張った」とはいえ4打差3位とV圏をしっかりキープしていた。上位争いしながら、神経質になっているようにも思える。確かに競争激しい米ツアーでは息つく暇もなく緊張の連続だから仕方ないともいえる。