ハラハラの米4勝目 松山英樹の“慎重姿勢”をプロどう見る
「松山は神経質というより慎重なんだね。メディアにリップサービスすることなく、けむに巻くようなコメントも自分に余計な負荷をかけたくないからだろう。勝つために自分のペースを守るための方法論だと思う。それに松山自身も、メジャー優勝を目指しているわけだから、プレー内容に不満があって当然だろうし、今の自分で満足してはダメになってしまう怖さを知っている。安は54ホールまでの戦い方は良かったけれど、72ホール持たなかった。松山は72ホールの戦い方を知っているわけで、また一つ大きく成長し、メジャータイトルに近づいたといえる。これからの戦いも楽しみです」(前出の田原プロ)
賞金ランキング、年間ポイントランキングでも再び首位に立ち、4月のマスターズで日本人初のメジャー優勝に向けて弾みがつくはずだ。
▽松山のコメント
「プレーオフはとても苦しかったが、勝つことができてうれしい。チャンスは必ず来ると思っていた。(今季2勝目に)このまま続けられるように頑張りたい」
▽シンプソンのコメント
「ヒデキは素晴らしいプレーだった。特にプレーオフは素晴らしかった。負けたけど、いい試合ができた」