何をいまさら…虎・秋山好投の裏に投手陣の“役割分担”
「投手はいい感じで来ていると思います」
ネット裏のスコアラーが阪神投手陣に警戒を強めている。
16日に行われた韓国・サムスンとの練習試合に先発ローテ入りを狙う高卒8年目の秋山(25)が2番手で登板し、4回無失点の好投。藤浪、メッセンジャー、能見、岩貞に続く5、6番手争いに名乗りを上げると、救援陣も無失点リレーをつないだ。
キャンプを取材したプロ野球OBはこう言う。
「投手陣は秋山に限らず、首脳陣から先発、リリーフのどちらなのかを言い渡されているようだ。今のところはそれがうまく回っているんじゃないか。先発では藤浪やメッセンジャー、リリーフでは安藤ら実績のある選手のポジションは明確になっているが、阪神は得てして、一軍定着を狙う中堅、若手に関しては先発、中継ぎ両にらみの調整を進める投手がいた。一軍を確定させるだけの力がないから仕方がない部分はあるにせよ、ポジションをハッキリさせた方が競争意識が高まるし、選手も練習の際の気持ちの“張り”も随分違ってくる」