村田修一は“守備の人” 巨人内部とは違う他球団の高評価
巨人の村田修一(36)が16日、全体練習後に阿部、坂本と特守を行った。このキャンプで初めてノックバットを握った高橋由伸監督(41)から左右に振られること1時間。大粒の汗を垂らしながら白球を追った。
このオフの大型補強により、同じ三塁で4番候補のマギーが加入。尻に火がついている。
昨季は岡本との正三塁手争いを制し、全143試合に出場。打率.302、25本塁打、81打点の好成績を収めた。それでも球団が三塁手の補強に動いたように、必ずしも身内の評価は高くない。
が、他球団の評価は別だ。ただ、恐れられているのは打撃ではない。侍ジャパンのメンバーでもあるある野手がこう言うのだ。
「巨人の開幕三塁はマギーが濃厚? マジっすか? 村田さんじゃないんですか? ボクらが嫌なのは村田さんの守備なんです。三塁線の打球とか、よし抜けた! っていう打球を何度さばかれたことか。グラブさばきというか、ハンドリングが柔らかくて、どんな体勢からでも送球が安定していること。昨年ゴールデン・グラブ賞を取ったけど、ベテランになった今でも球界随一の三塁手ですよ。ボクの中では、(中村)ノリさんに次ぐ歴代2位。マギーって村田さんよりうまくないでしょ? それならラッキーですね」