上半身強化実る ハム大谷“野手専念”で打撃タイトル独占も
4月1日の西武と日本ハムの第2戦、日本ハムは3ー1で今季初勝利を飾り、大谷翔平(22)は4打数3安打の猛打賞を記録した。
大谷は、31日の開幕戦で母校・花巻東(岩手)の先輩でもある西武の菊池雄星に2安打を浴びせている。三回に右翼線二塁打を放つと、六回にも右翼へライナー性の安打を放った。ともに内角ストレートを攻略。長い腕をうまくたたんだコンパクトなスイングだった。
昨年はキャンプから投手の調整が主で、野手としての練習はほとんどしていない。それでも野手で計104試合に出場して、打率.322、22本塁打、67打点をマークした。
「大谷は打つことにかけては天才的。打撃練習なんかしなくても、アタマの中であれこれ考えることで結果を出せる。バッティングに関してはとにかくよく考えているそうで、『投手としてもそれくらい考えたらいま以上のものすごいピッチャーになれるのに……』という声が首脳陣の間からも上がっていると聞きました」とは、ある日本ハムOBだ。
■オープン戦4本塁打は偶然にあらず