メジャー日本人投手揃って被弾 制球ミス招く米球場の特性
■球場ごとに異なる気象条件
この日の岩隈は下位の左打者2人に外角球を捉えられ逆方向の左翼スタンドに運ばれた。岩隈は試合後、「コース、高さとも間違いではなかった」と断言。「風ですかね」と左翼に向かって強風が吹いた敵地ミニッツメイド・パークの気象条件にも足を引っ張られたと明かした。
メジャーの本拠地は球場によって特徴はさまざまだ。ドジャースタジアムなど西海岸の球場の多くは空気が乾燥し、打球がよく飛ぶ傾向にある。気圧が低い標高1600メートルの高地にあるロッキーズのクアーズフィールドは典型的な打者有利の球場だ。逆に高温多湿なマイアミのマーリンズパークのように本塁打が出にくいことで知られるところもある。
勝敗を左右しかねない一発を防ぐには、球場の特性を把握して被害を最小限度にとどめるコースに投げなければならないのだ。