広島は泣き、巨人は救われ…セ審判“微妙判定”2連発の波紋
そりゃ怒る。昨19日のDeNA戦の六回1死、広島田中が放った遊撃へのゴロがアウトになると、緒方監督がベンチを飛び出した。
「足が先だろ!」
そう言わんばかりに一塁の山路塁審に詰め寄った。テレビ中継のスロー映像では明らかなセーフに見えたが、本塁を除くアウト、セーフの判定は覆らない。渋々、緒方監督も引き下がったが、それだけでは終わらなかった。
七回2死一、二塁。小窪が遊ゴロを放ち、一塁へヘッドスライディング。これも完全にセーフのタイミングだったが、またも山路塁審はアウト判定。緒方監督、再びベンチを飛び出すといよいよ抗議が止まらない。
「おまえ、審判辞めろ!コラァ!!」
鬼の形相で山路塁審を怒鳴り続け、退場処分となった。
広島は結局、今永相手に1安打完封負け。代行で指揮をとった高ヘッドは「監督が怒るのも仕方ない」とかばったが、同日の巨人-ヤクルト戦でも、審判の判定が波紋を呼んだ。