苦しんで2勝目…阪神・藤浪“ノーコン”いまだ克服できず
■アストロズ青木がアドバイスするも…
藤浪は3月のWBCの際、米アリゾナでカブスとの練習試合に先発、4回4安打3失点、4四球を与え、負け投手となった。代表関係者が言う。
「その試合後、青木(アストロズ)とグラウンドからクラブハウスまでの約5分間、ゆっくり歩きながら話をした。『考えすぎて、野球を楽しめていない部分がある』と話した藤浪に、青木は『もっと楽しんでやれ』と声をかけたそうです。最速160キロの素晴らしいボールを持っているのに、せっかくの才能を持て余しているようではもったいないと、青木は考えていたようです」
解説者や青木は「考えすぎるな」「楽しめ」というが、今の藤浪はそのレベルに到達してはいない。4日のヤクルト戦で畠山に危険球まがいの死球を与えるなど、コントロールの悪さは有名。制球力をアップさせるのに近道はない。考え込んでいる暇などないはずだ。