「下向くな」悩めるヤクルト山田哲人に三木HCが緊急面談

公開日: 更新日:

 連日、山田のティー打撃に付き添う杉村チーフ打撃コーチは、「WBCで海外投手の独特の速いモーションでフォームを崩された。影響はゼロとはいえないでしょう。いつも励ましながらやっているよ」と、WBCの「後遺症」とみている。

 この日の試合前には三木ヘッドコーチが山田に対し、約30分間の「カウンセリング」を行った。三木ヘッドは、「タイミングを見て雑談のような話はしてきたけど、テーブルで顔を突き合わせて話すのは今年初めてだった」と、こう続ける。

「去年、一昨年もそういう機会は年に1~2回あったけど、野球に対する姿勢について、これからどういう気持ちで取り組んでいくかという話をした。山田には、『みんなから注目されているこういうときこそ、当たり前のことでもやれることをしっかりやろう』と言った。練習では感触が良くても、試合では結果が出ないからどうしても表情が暗くなりがちだった。『(結果が)ダメでも、下を向いてベンチに帰ってくるな』ということも話しました。山田の立場でなければ分からないしんどさがある。これまでガムシャラにやって結果を出してきた。(打って当たり前という)周りの期待もあって精神的に難しくなっている部分もあると思います」

 面談中、三木ヘッドは「野球以外に悩みがあるのか」と聞くと、山田は「ありません」と答えたという。完全復調にはもう少し時間がかかるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 2

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  3. 3

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  4. 4

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  5. 5

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  1. 6

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  2. 7

    僕が東都大学リーグで過ごした4年間の濃ゆい思い出…入れ替え戦史上初の3試合連続本塁打を放った

  3. 8

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    ドジャース大谷「WBC不参加」懸念は消えず…本人は乗り気も「代表サイド」と「カラダ」が抱える大問題

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ