「下向くな」悩めるヤクルト山田哲人に三木HCが緊急面談

公開日: 更新日:

 復調への一発は幻に終わった。

 28日の巨人戦、ヤクルト山田哲人(24)が七回1死一、二塁で篠原から放った打球は右翼ポール際へスタンドイン。一塁塁審は本塁打と判定し、悠々とダイヤモンドを一周したのも束の間、巨人がリプレー検証を要求した結果、ファウルに覆った。

「入ったと思ったけど惜しかったですね。詰まっていたけど押し込んだ感じ。調子? 見ての通り最悪でしょ」

 試合後の本人はこう言ったが、この日は結局、4打数無安打。25日の中日戦から14打席ヒットがなく、打率は.202まで降下。本塁打もわずか2本だ。例年、春先は調子が上がらないとはいえ、昨季まで2年連続でトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した姿からはかけ離れている。

 試合前、山田に打撃について話を聞くと、「暖かくなってきたら打ちます。そうだな、5月中旬から打てる、そんな気がする。ここからです。小学校からずっと野球をやってきたんだから勘で分かります」と言いつつ、「この状況は……。いやぁ、しんどい。みんなに今の自分の気持ちを分けてあげたい。分けたらつらくて死んじゃうかも」と、苦笑いを浮かべながらため息を漏らしたほどだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動