谷繁前監督の“置き土産” 中日・鈴木翔太が遅すぎる初勝利
それで奮起したのか、直後に台湾で行われた「アジアウインターベースボールリーグ」の決勝に先発すると、5回を9奪三振、無失点で優勝に貢献し、MVPも獲得。今年のキャンプではドラフト1位ルーキーの柳(明大)と同部屋になり、球団関係者から「今のおまえは柳とは同じ立ち位置ではない。今年は違うぞというところを周囲に印象付けろ」と言われ、アピールを続けてきた。
オープン戦終盤に結果が残せず開幕一軍を逃したものの、遅ればせながらこの1勝を弾みに勝ち星を重ねれば、一番喜ぶのは谷繁前監督かもしれない。