当たれば賞金1億円 ナゴヤドームで“看板弾”実現の確率は
開幕4連敗の中日ファンにとってはビッグな話題だ。ナゴヤドームには今年から、幅約106メートルの大型ビジョンが設置された。CBCテレビは4日、モニター上の同社広告看板に打球が当たった場合、当てた選手と一般視聴者に計1億円の賞金を贈ると発表した。内訳は選手が5000万円、視聴者は抽選で50人に100万円ずつだ。
カネを出すCBCは「選手に素晴らしいパフォーマンスを期待し、中日ファンを中心とした野球ファンの皆さんに夢を持ってもらいたい」とはいうものの、この看板弾は推定173メートル以上の飛距離が必要になるという。中日のビシエドやゲレーロだって、そんな特大弾はまず打てない。
国内では、西武時代のカブレラがホームで行われた2005年の横浜戦で放った推定飛距離180メートルのホームランが最長といわれている。ナゴヤドームなら、09年5月の広島戦でブランコが高さ50メートルの天井スピーカーに当てた一発だろう。ブランコの打球は同球場初の認定本塁打となったが、あの大飛球でも推定飛距離は160メートルだった。ファンの間からは「モニター上の看板に当てられる可能性は、中日がAクラスになる以上に低い」という声も……。