レンジャーズが印象操作 ダル“駆け込みトレード”の全真相
手がかかるし、首脳陣ともしっくりいっていないのであれば、プレーオフ進出が絶望的になった時点でチームに置いておく意味がない。さっさと放出すればよさそうなものだが、そうもいかない理由があったという。再び前出の関係者の話。
「日本ハムの大谷翔平ですよ。レンジャーズは本気で大谷を獲得したいと考えている。ダニエルズGMはわざわざ、右足首と左太ももの故障で二軍調整中の大谷を視察するために千葉の鎌ケ谷まで足を運んだほど。ケガで満足に動けない状態の大谷をGMが直々にチェックしたのはレンジャーズくらいでしょう。そこまで本腰を入れているのに、ここでダルを放出してしまったら大谷がレンジャーズに対して悪いイメージを抱きかねない。エースといえども、トレードで売り払うシビアな球団という印象をもたれたくなかったのです。まして大谷は、かつてダルが所属していた日本ハムの選手。オフには一緒にトレーニングをする間柄だといいますからね」
■オフの再契約は明言せず
ダルは売り飛ばしたくても、大谷には嫌われたくない。そんな事情があるからこそ、ダルをすんなりと放出するわけにはいかなかったのだ。