「差は今後も開く」 広島独走に巨人OB高橋善正氏が嘆息

公開日: 更新日:

 巨人の鹿取GMが6月に就任した際、キーワードに挙げた「スカウティング」と「育成」が、くしくも広島の強さにつながっている。広島の球団関係者がこう明かす。

「高校生のいい選手を取るというのが球団方針というか根底にある。即戦力の大学や社会人出身と違って、球団の色がつけられる。ノビシロが大きく、爆発力を秘めています。ドラフト対象選手を数値化している球団もあるようですが、うちはアナログ。特徴は担当スカウトの意見が重視されること。他球団はスカウト部長が視察した試合で活躍しないと、指名が見送られたりしますが、うちはスカウト会議で担当が推薦したら、意見を尊重してもらえる。逆に他球団が評価している選手でも、担当が『自分は○○なところを評価していません』と言うと、『なるほど。そういうことか』と、そういった意見も反映される。たとえ指名を見送った選手が他球団で活躍しても、上から『どこ見てるんだ』と叱責されたりはしない。もちろん反省はしますが、これがないから萎縮することがない。周りと同じような無難な選手を推すことなく、意見が言える」

 この関係者が続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭