復帰戦は7四死球で緊急降板 阪神・藤浪は投手生命の危機

公開日: 更新日:

■精神的なショックが原因か

 藤浪は1年目に10勝(6敗)を挙げ、15年まで3年連続2ケタ勝利を記録。14、15年の11死球はリーグワーストだったが、これほど「ぶつける投手」という印象はなかった。それが4月の畠山への顔面付近の死球から、右打者の内角を攻められず、今では変化球もすっぽ抜けて死球を与えるほど症状がひどくなった。本人は否定しているものの、精神的なショックなどが原因で自分の思い通りの動きができなくなる運動障害(イップス)の可能性が高い。

 金本監督が「彼の人生を左右する」とまで言ったこの日のマウンドでも2人にぶつけ、あわや危険球という投球の直後に降板。藤浪は「チームにも、死球を当ててしまった相手の選手にも申し訳ない投球でした」とコメントしたが、早くメンタルの専門家に相談しないと、「10年に1人の逸材」とまでいわれた右腕の投手生命は終わるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…