泥酔暴行の山口俊に巨人“温情処分”も現場で広がる不要論
「球団では1998年にガルベスが審判にボールを投げつけた事件の罰金が4000万円。今回は1億円超えというから厳罰との見方もできるが、会見に同席した石井球団社長が『野球賭博問題から日が経っていないのに……』と言ったように、コンプライアンスの徹底を外に向けて示さないといけない事情がある。本来なら解雇でもおかしくない事案。契約解除は免れたのだから温情ですよ」(球界関係者)
■監督もコーチもアテにしていない
山口俊の契約は推定で3年7億円といわれた。そもそも、FA移籍1年目は据え置きという基本ルール通りに年俸が8000万円なら、今回の処分の減額は3000万円台のはず。FA移籍1年目の契約は、コミッショナーに申請すれば、特例が認められるためだが、図らずも今季年俸が億単位であることが発覚した格好。「減額処分の前に、一体、山口俊にいくら払ってるんだよ」と、現場がシラけるのも当然だ。
それだけのカネをもらってDeNAからFA移籍しながら、右肩痛で2月のキャンプから三軍でのリハビリ生活が続き、6月にやっと移籍後初登板初勝利。ここまで4試合に先発して1勝1敗、防御率6・43である。