ヤ軍GM視察も…ハム大谷「メジャーで二刀流」実現性は?
「仮に大谷が実戦登板しないままシーズンを終えるとすると、かなりの数のメジャー球団が手を引くと聞きました。右足首の故障が原因で投げられないのであれば、獲得する意味がないという判断でしょう。つまりメジャー球団が高く評価しているのは、投手としての能力なのです。日本ハムもそんな事情が分かっているからこそ今回、大谷の登板に踏み切ったのでしょう」
■金額より起用法にこだわり
問題は大谷本人の希望が、あくまでも投打の二刀流という点だ。
大谷が今オフ、利用するであろう入札制度は現在、改正に向けて日米両球界が協議中。メジャー側の要望で2000万ドル(約22億円)という入札金の上限が大幅に下がる可能性はあるものの、移籍金付きのFAという基本的なシステムまで変わるとは思えない。大谷がこだわるのはカネより起用法らしいから、「二刀流」の希望をかなえられる球団でなければ獲得は困難になる。
チーム編成の責任者がわざわざ来日するヤンキース、ドジャース、レンジャーズは、果たして大谷の意向をくむことができるのか。