昨季セーブ王初昇格 “イップス”沢村をG由伸監督どう使う

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 巨人の昨季のセーブ王がやっと上がってきた。

 沢村拓一(29)が1日のDeNA戦で今季初の一軍昇格を果たした。2月のキャンプ中に右肩を痛め、3月のオープン戦初登板で投げた初球が頭部死球となり、わずか1球で危険球退場。その後、右肩痛を理由に三軍で4カ月以上のリハビリ生活が続いた。「ボールが指にかけられなくて、1カ月半くらい全く投げられない時があった」と話した沢村は、8月上旬に二軍戦で実戦復帰。7試合に投げて1勝、防御率4.50、8イニングで14三振を奪った。 

「率先して(チームを)引っ張っていくとかは思わない。二軍で良くても一軍は全然違うので。観客は多いし、プレッシャーが違う。今は70%くらい。投げてみないと分からない」

 昨年までなら、報道陣に対して虚勢を張ってでも弱みを見せないのが沢村だった。それが、どこか自信がなさそうである。さる球界関係者がこう言った。

「ここまで復帰が長引いたのは、頭に当ててしまった影響で投球イップスになってしまったから。今年は阪神の藤浪も苦しんでいて、似た症状みたいです」 

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