オリは獲得否定も 今季絶不調のハム中田“今が買い”の根拠
確かに手を出しづらい数字ではある。
すでに国内FA権を取得して、オフの去就が注目されている日本ハムの中田翔(28)。
当初は阪神入りが確実視されたものの、実は本人がオリックス入りを望んでいるという話に。そのオリックスも「今のところ興味はない」との関係者のコメントが公になった。
1日現在、打率.217、16本塁打、67打点。打率はプロ10年間で最低、本塁打と打点は2011年以降ワーストだ。これが入団2、3年目の若手というならまだしも、年俸2億8000万円の4番打者の成績なのだから、阪神やオリックスが獲得に及び腰、いや、後ろ向きになるのも納得か。
「けれども……」と、さる日本ハムOBがこう言った。
「今年の中田は不調の原因がハッキリしています。春先のWBCで例年以上に早い仕上げを余儀なくされた上、今年が勝負と周囲から強いプレッシャーを受けた。これまで以上の成績を残さないと阪神に取ってもらえないとか、他球団に移籍するとしても買いたたかれるなどと、周囲に散々、吹き込まれたのです。見た目とは違ってナーバスな男だけに、今季は必要以上に力みまくり、振り回し過ぎたのでしょう。