台風で最終日なし 男女優勝者の米挑戦の思いには雲泥の差
台風21号の影響で男女の大会最終日は早々と中止が決定。初日も降雨によるコンディション不良で中止になった男子のブリヂストンオープン(千葉)は、通算9アンダーで首位に立っていた時松隆光(24)が36ホールのプレーでツアー2勝目を手にした。
この大会の優勝者は、昨シーズン松山英樹が勝った8月のBS招待に出場できる。
「結果は見えていますが(笑い)、せっかく出られるのでドベ(最下位)にはなりたくない。自分のゴルフを、というよりは何が足りないのか見たい。まあ、一番は飛距離。プレースタイルやマネジメントも見てみたいです」
実績が乏しいだけに謙虚といえば謙虚だが、プロのはしくれなら「米ツアーのやつらに一泡吹かせてやりますよ」というぐらいの強気のコメントが聞きたかった。
一方の女子は、マスターズGCレディース(兵庫)の上田桃子(31)が通算11アンダーで今季2勝目、通算13勝目を挙げた。こちらは07年の賞金女王で、かつては米女子ツアーを主戦場に戦ったこともあるだけに言う事がちょっと違う。