暴行報道に関係者違和感 日馬富士と貴ノ岩“本当の関係”

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 両者のウマが合ったのか、はたまた日馬富士が孤立する後輩を見かねたのか、その理由は分からない。いずれにせよ、日馬富士は貴ノ岩を可愛がり、貴ノ岩もそんな先輩に懐いていた。

「2人で食事をすることも珍しくはなかった。日馬富士が自身の後援者と食事をする際、貴ノ岩を連れていったこともある。驚く後援者に日馬富士は『今日は貴ノ岩を連れてきました』と笑顔で後輩を紹介していた。その時も2人は和気藹々だったそうです」(タニマチ筋)

■「オレの悪口や文句なら、いくら言ってもいい」

 報道によれば、今回の事件の発端となったのは2カ月前の錦糸町のバー(東京都墨田区)。ここで貴ノ岩はモンゴル人の後輩力士に「これからはオレたちの時代だ」と言ったという。その言葉が事件当夜に問題となり、態度の悪い貴ノ岩に激怒した日馬富士が暴行に及んだ……とされている。

 別の関係者が言う。

「実際は数カ月前から、貴ノ岩はそんな類いの言葉を発していた。力士の中には『最近、テングになってないか』と眉をひそめる者もいたほどです。でも、そのたびに貴ノ岩の発言をとがめていたのが実は日馬富士なんです。横綱は『オレの悪口や文句なら、いくら言ってもいい。でも、オマエのその言い方だと他の先輩方を非難することにもなる。それはよくないことだ』と、口を酸っぱくして言っていた」

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