聴取拒否の言い訳に 貴乃花親方が貴ノ岩の再入院また画策

公開日: 更新日:

■「大変なことになっている」

 貴ノ岩は九州場所を休場する際、相撲協会に診断書を提出。そこには骨折や髄液漏れの疑いもあると記されていたが、のちに診断書を書いた医師が「相撲を取ることに支障はない。重症であるかのように報道されて驚いた」と話した。するとメンタルに問題が生じ、今度は脳外科だという。症状がコロコロと変わる不自然さに、この親方は貴乃花親方が貴ノ岩の入院を画策しているのは、協会による聴取を避けるための言い訳とみているようなのだ。

 スポーツニッポンによれば、貴乃花親方は貴ノ岩の具合について「よくないので大変なことになっているんだよ」と話している。

 仮に貴ノ岩が「大変なことになっている」とすれば、貴乃花親方とモンゴル勢の間で板ばさみ状態になっていることが原因ではないか。

 鳥取県警が協会による聴取を認めているにもかかわらず、自らの意思や感情を表に出すことすら許されない。そうこうするうちに加害者であると同時に同郷の先輩でもある日馬富士(33)は引退に追い込まれた。「貴ノ岩は親方とモンゴル勢、どちらか一方を取れと迫られたらモンゴル勢を選ぶ」とは前出の親方だが、貴乃花親方はそのモンゴル勢を目の敵にしている。精神的に追い込まれ、あるいは、にっちもさっちもいかなくなっているのかもしれない。

 弟子の貴ノ岩を「大変なこと」にしているのは、だれあろう貴乃花親方ではないか――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に